チンチロとは、古くからあるサイコロを使った賭博ゲーム。略さずに言うとチンチロリンです。チンチロは単純明快である一方、一瞬で勝負が決まるスリリングさ、そして道具さえあれば誰でもどこでも気軽に楽しめるため、宴会や仲間内の飲み会などでもよく遊ばれています。
最近では有名お笑い芸人の霜降り明星粗品が武道館で開催するイベントの目玉としても登場し、改めて注目度が増してきているチンチロ。
この記事ではチンチロとはなんなのか、チンチロのルールと役、そして、当時大きな話題となった霜降り明星・粗品によるチンチロイベント「チンチロin日本武道館」についても紹介していきます!
チンチロリン(チンチロ)とは
チンチロとは3つのサイコロと1つの丼(お椀)を使ったゲームです。ゲームの大枠は、3つのサイコロを丼の中に一気に投げ、出目によって勝敗が決まるというものです。役割としては親が1人、子が1人以上必要なので、2人以上いればプレイできます。
このチンチロリンという名前はサイコロを投げ入れて出目が出るまでの音がそのまま名前となったといわれています。
チンチロは日本では江戸時代に考案されたともいわれており、それが事実だとすると数百年もの間親しまれている賭博ゲーム。近年では芸人によるイベントの他、それ以前には人気漫画シリーズ「カイジ」の中の「賭博破戒録カイジ」・「地下チンチロ編」としてチンチロが登場しています。
チンチロのルール

チンチロはもとより3つのサイコロとサイコロを投げる容器さえあればゲームが成立しますが、場合によってはもっと手軽にサイコロを2つにして、出目がゾロ目かそうでないかだけで勝敗を決めるということも可能です。居酒屋などではこれを1つの客向けサービスとして「ゾロ目がで出たら1杯無料」などというように提供していることもあります。
ここからは、本来のチンチロのルールについて詳しく説明していきます。
まずゲームを始める下準備として、サイコロ3つ、丼またはお椀などサイコロを投げ入れる容器を準備しましょう。
チンチロのルールは、順番にまとめると以下のようになります。ここでは4人で遊ぶと仮定します。
- 親を決める。親は毎回交代する
- 子(3人)がチップを賭ける
- 賭けたチップが少ない順に子がサイコロを振る。サイコロは3回まで振ることができ、役が出たらその役で勝負する
- 子が振り終わったら親がサイコロを振り勝負する出目が決まる
- 親と子それぞれの出目(役)を比較して勝敗を決める
- 勝敗に応じてチップをやり取りする
ここで1ゲームが終了です。親の権利はその時の親の左隣にいる人に移り、全員が親を経験した時点で1ラウンドが終了となります。
チンチロの役・配当
チンチロで勝負を決めるのは、役です。サイコロを投げて出た目に応じてそれぞれの役を分類し、親が出した役と比較して勝敗を決めます。
ここでは、それぞれの役について紹介します。まずはわかりやすいように、それぞれの役と出目・配当・勝敗を表にしました。
| 役 | 出目 | 配当 | 勝敗 |
| ピンゾロ | 1が3つ揃う | 5倍 | 即勝利 |
| ゾロ目(アラシ) | 同じ数字が3つ揃う | 3倍 | 親の役と勝負 |
| シゴロ | 4・5・6が揃う | 2倍 | 即勝利 |
| 通常の目 | 3つのうち2つ同じ数字が揃う残りの数字で強さが決まる | 1倍 | 親の役と勝負 |
| 役なし | 3回振って役が完成しなかった状態 | −1倍 | 即敗退 |
| ションベン | サイコロが1つ以上丼からこぼれた状態 | −1倍 | 即敗退 |
| ヒフミ | 1・2・3が揃う | −2倍 | 即敗退 |
ピンゾロ
ピンゾロとは、3つのサイコロ全てが1の目を出すことで、チンチロにおいて最も強い役です。親の役と勝負することなく、ピンゾロが出た時点で勝利、5倍の配当がつきます。
ゾロ目(アラシ)
ゾロ目は3つのサイコロが全て同じ数字(ピンゾロの1以外)を出した時の役です。この場合は、勝敗は親の役と勝負して決まります。
親もゾロ目だった場合は、2〜6のどの数字であるかによって勝負が決まり、2が最弱・6が最強となります。
シゴロ
シゴロは、3つのサイコロがそれぞれ4・5・6を出した時の役です。この場合は即勝利となり、2倍の配当がつきます。
通常の目
通常の目とは、3つのサイコロのうち2つが同じ数字の出目のことです。残り1つの数字によって役の強さが決まります。
基本は1倍配当となりますが、場合によっては出した目によって配当が変わります(2なら2倍、6なら6倍)。
役なし
役なしはその名の通り、3回振ってもなんの役も完成しない状態を指します。例えば1・3・5、2・3・6などで、即負け(賭け金没収)となります。
ションベン
ションベンは投げたサイコロが1つでも丼からこぼれることです。1回目でションベンをした場合、その時点で敗退となります。
ヒフミ
ヒフミはチンチロにおいて一番弱い、1・2・3が揃った役です。ヒフミが出た場合は−2倍となるので、賭け金の2倍を支払うこととなります。
大盛況!霜降り明星粗品主催の「チンチロin日本武道館」
冒頭でも軽く紹介したように、チンチロは有名芸人・霜降り明星の粗品が主催するイベントでも取り上げられ、若い世代でも知名度が上昇中なんです。
2023年12月20日(水)に開催された「チンチロin日本武道館」。元々は粗品の個人YouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」の人気コンテンツとして始まり、「ギャンブル四兄弟」である粗品、シモリュウの前田龍二とシモタ、ダブルヒガシの大東翔生が架空のチップ「ソシー」を賭けて遊ぶものでした。
それがYouTubeを飛び出し、ニッショーホール、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのリアル開催を経て日本武道館にて大規模なイベントとなりました。
日本武道館といえば武道、著名ミュージシャンのライブ、または公式セレモニーなどでよく利用される多目的ホールですが、チンチロin日本武道館ではこの大きな舞台を存分に使い、4人分のテーブルと、チンチロをするためのテーブルが置かれ、ソシーを巡って勝負が繰り広げられました。
このイベントは大盛り上がりで幕を閉じ、2024年には横浜アリーナに会場を移動して開催。そして2025年には、11月3日(月・祝)にさいたまスーパーアリーナでの開催を控えています。
シンプルなルールでどんな人でも簡単に遊べるチンチロが、このように大きな舞台で実践され、多くの人が楽しんでいるのです。
普段の飲み会でも気軽に遊べる
また、チンチロは大人数集まらずともできるカジュアルさが魅力。お金を賭けなくとも、普段の飲み会や家族でのちょっとした遊びのスパイスとしてチンチロを使うこともできます。世代を問わず簡単に遊べるチンチロのルールと役を覚えて、早速運試しをしてみませんか?

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