ブックメーカーの税金と確定申告を解説|利益と税金の計算方法

日本のブックメーカーの税金 – スポーツベッティングは違法?

スポーツブック
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スポーツベットは、現在日本で多くのファンから愛されています。もしスポーツベットで賞金を手に入れた場合に税金を払わなくてはいけないのでしょうか。

ここでは、そんな不安を解消するために、ブックメーカー税金について解説していきましょう。さらにブックメーカー確定申告の知識や法律についても確認しておきましょう。

日本のオンラインスポーツベッティングは合法なのか

ブックメーカーとは、日本のオンラインスポーツベッティングサイトのことで海外の政府からライセンスを取得して運営しています。最近日本の法律に関する検討が進んでいますが、今のところ日本でブックメーカーに関する法律がないのが現状です。

ブックメーカー 違法性は、ライセンスの有無や運営国によって判断できます。日本では胴元(運営元)とベッターが日本国内にて賭け事を行う場合賭博罪が成立します。しかし、海外で合法的に運営されているオンラインスポーツベッティングの場合、日本国内での運営がなされていないことから、日本では長らくグレーゾーンと言われています。

日本のブックメーカーの税金について知っておくべきこと

ブックメーカーで遊ぶと税金がかかるのでしょうか。ここでは、ブックメーカーを楽しむために知っておきたいスポーツベッティング税金についてご紹介していきましょう。

ブックメーカーの税金と個人所得税

税金の区分は主に3つに分かれます。


  1. 一時所得:懸賞や福引き、競馬や競輪の払戻金など。
  2. 雑所得:公的年金や非営業用貸金の利子など。
  3. 事業所得:サービス業などから生じる所得。

このように3つに分けられますが、ブックメーカーで得た利益は一時所得になります。

ブックメーカーの利益にかかる税金の計算方法

一時所得には50万円の特別控除額が設けられていることから、ブックメーカーの利益の所得税の課税対象額は、以下のように計算します。


  • 一時所得=(利益 – 特別控除50万円)÷ 2
  • 所得税額=一時所得 × 所得税率 – 控除額

日本のブックメーカーにおける税金と制限

日本におけるブックメーカーと税金の関係

ブックメーカーの税金において、一時所得は50万円までは特別控除の対象となっていることから、50万円を超えた段階で課税対象となり、税金がかかります。

税金は、ブックメーカーでプレイした時の利益によってかかってきます。課税対象になる金額は、(利益 – ベットした金額)-(特別控除50万円)で出します。

また、海外のブックメーカーから海外の通貨で受け取った場合は利益確定のレートで計算されます。年間で50万円以上の利益がある場合は、確定申告が必要になります。

なお、確定申告が必要になる具体的な金額や所得額は個人の状況によって異なる上、今後変更の可能性もあります。必ず税理士または最寄りの税務署にて最新の情報をご確認ください。

会社員(サラリーマン)の場合

プレイヤーが会社員の場合、利益が70万円を超えた場合に納税義務が発生します。

年間の給与所得(退職所得以外の所得)が、20万円を超えた場合に確定申告が必要です。この20万円はあくまでも「所得」のため、丸々収入としてカウントせずに、経費や各種控除を差し引いて算出します。

なお、確定申告を行う際に、住民税の納税方法を「普通徴収」に変更することが可能です。これにより、住民税額が勤め先に通知されることは防げるため、ブックメーカーで得た収入が会社にバレることはありません。

学生や主婦の場合

学生や主婦の場合、ブックメーカーで98万円以上の利益が出た時点で確定申告が必要となります。

この98万円の制限は、50万円の特別控除と48万円の基礎控除を足した金額によって算出されています。他の所得控除と違い、基礎控除の場合は学生や主婦にも適用されます。

また、学生や主婦のプレイヤーがブックメーカーの利益以外からも収入を得ている場合は、利益を合算して所得を算出する必要がありますが、パートやアルバイトの場合であれば給与収入は合算の対象外です。

ブックメーカーの税金のタイミング

ブックメーカーの利益を計算する期間は、1月1日から12月31日の1年間が対象です。その期間に50万円以上の利益が出た場合は、その翌年の2月16日から3月15日までに確定申告をする必要があります。

日本におけるブックメーカーの税金の違反について

ブックメーカーで得た利益は、税金の対象になります。もし納税が必要なのにも関わらず申告をしなかった場合どうなるのでしょうか。

ブックメーカーで得た利益は、署名で受け取ることができないので出金履歴が把握されやすく、競馬やパチンコに比べて申告漏れが見つかりやすい特徴があります。もし申告しなかった場合は附帯税が課されます。

日本におけるスポーツベッティングの利益を把握する方法

スポーツベッティングの利益はどのように把握するのでしょうか。そして、スポーツベッティングをする上で免除されるものはあるのでしょうか。ここで、プレイしていく上で知っておきたい情報をチェックしましょう。

スポーツベッティングの賞金に対する税金の免除

ブックメーカーで受け取った賞金は、一時所得として課税対象になります。

例えば、1年間に勝った総額が100万円で負けた金額が200万円だとします。その場合、100万円の損失になり手元に残るお金がなくても課税対象になります。トータルで負けていたら税金がかからないのではなく、勝った金額に対して税金がかかります。

認められる経費について

ブックメーカーの利益が分類されている一時所得は、経費計上の範囲かなり狭くなっています。ブックメーカーの賭け行為で認められる経費には「勝利したベットの賭け金」が挙げられます。なお、ブックメーカーで負けた金額(賭け金の損失額)は経費として認められないので注意しましょう。

また、雑所得の場合であれば使用したパソコンやスマートフォンの購入費やインターネットの通信費用、情報収集のための図書費などが認められていますが、ブックメーカーの所得は一時所得に分類されるため、経費として計上できません。

ブックメーカーの税金と日本のさまざまなギャンブル課税の比較

ブックメーカーで得た利益は、課税対象になりますが別のギャンブルではどうなのでしょうか。日本ではオンラインカジノ、競馬、競輪、パチンコ、スロットなどのギャンブルで得たお金も同じように対象になります。

しかし、同じギャンブルでも宝くじの当選金は当せん金付証票法によって非課税になります。

日本でスポーツベッティングを遊ぶ流れ

日本のギャンブルにおける税金のことがわかったところで、ここからはスポーツベッティングに関する詳しい詳細をお伝えしていきましょう。

ブックメーカーの選び方

失敗しないブックメーカーの選び方は、必ず海外の政府からライセンスを取得しているところを選ぶことです。さらに、日本語でサポートをしてくれるところもおすすめです。そして、入出金の処理がスムーズでゲームの種類が豊富なところなどを踏まえてブックメーカーを選ぶといいでしょう。

アカウントの作成

アカウントを作成する手順は、まず公式サイトへ行き登録ボタンをクリックします。そこから、必要事項を入力して契約に同意するとアカウントが作成できます。ブックメーカーのアカウントを作成するのはとてもシンプルです。

ブックメーカーの入金方法

入金方法は、ブックメーカーによって多少違いますが基本的なことは同じです。決済方法は、銀行振込やクレジットカード、仮想通貨、電子マネーなどから選べます。

入金は、公式サイトから決済したい方法を選び入金額を入力して必要事項を記入するだけです。

ブックメーカーでベットをする方法

ベットを行う場合は、公式サイトからプレイしたいスポーツを選びます。そこから、オッズやデータなどをもとにベットを行います。あとは試合結果を待つだけです。

ブックメーカーでの利益の計算

ブックメーカーの利益とは、ブックメーカーで勝って受け取った金額を言います。

利益は、還元率やハウスエッジを踏まえて計算します。還元率とはプレイヤーがどのくらいもらえるかというもので、ハウスエッジとは控除率とも呼ばれておりカジノが受け取る取り分のことを言います。

利益を報告する

ブックメーカーで課税の対象となる配当金を得た場合は、確定申告が必要です。確定申告は、税務署のホームページで確認することができます。

よくある質問

Q
日本においてスポーツベッティングの賞金に税金はかかりますか?
A

ブックメーカーで得た勝利金などには確定申告が必要になります。この収入は一時取得と呼ばれており50万円を超えた場合に確定申告が必要です。

Q
賭けられるスポーツに法的制限はありますか
A

日本では、競馬、競輪、オートレース、競艇が公営ギャンブルとして法律で認められています。しかし、ブックメーカーでのギャンブルは、現在日本の法律における規制がないのが現状です。

Q
日本のブックメーカーでは出金と入金をどのように処理していますか
A

ブックメーカーで入出金をする場合は、公式サイトの入出金の画面から決済方法を選び、そこから入出金処理を行います。入出金処理は、ブックメーカーを通じて安全に行われています。

Q
日本でスポーツベッティングに参加する場合、年齢制限はありますか
A

基本的に18歳以上でしたらプレイすることが可能です。しかし、ブックメーカーをプレイする居住国によっても年齢制限が異なる場合があるので事前に確認しましょう。

Q
日本のブックメーカーで使える一般的な支払い方法は何ですか
A

一般的なブックメーカーでは、電子マネー、クレジットカード、仮想通貨、銀行振込などの決済方法を使うことが可能です。

Q
スポーツベッティングに賭けることができる金額に制限はありますか
A

ブックメーカーによって賭けられる金額が異なりますので事前に確認しておきましょう。

Q
日本の居住者も海外のブックメーカーにアクセスして使用できますか
A

日本からでも海外のブックメーカーでプレイすることが可能です。最近では、日本語サイトも増えてさらに日本語でカスタマーサービスを受けられるブックメーカーもあります。